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アートってなんなんだ?

​アートって人になにするんだ??

高校生の時、将来何になろうか、と進路を考えた時に湧いてきたのが、人のために何かしたい、社会の中で誰かの役に立ちたい、でした。これは子供の頃からずっと考えてきたことです。

「人の役に立つ」を​具体的な仕事として考えて選ぶとなると、
当時の私の住んでいた小さな環境の中で、私から見える仕事としてあったのが、看護師、教師。それしか思いつきませんでした。

二つの仕事を検討していましたが、高3の差し迫った時に恐る恐る、しかも、それをやらないと次なる展開がない、というような切迫した気持ちで決めたのが、美術の仕事でした。

美術なんて、人の役にたたないんじゃないかな・・と後ろめたさもあったのですが、私の背中を押したのが、「一見、人の役にたたないように見えて、実は役に立つ仕事がある。」との目に見えない存在の声でした。

実際に美術のトレーニングに入っていくと、
最初に教わったのが、「見えるものは人を騙す」と言うこと。
そして、私たちの仕事は、「見えていないものを見えるようにする」ということでした。

美術の仕事は、五感を通して人に気づきを与える、ということなりますが、五感の中でも特に「視覚・目」によるところが大きく、最初に「目」ありきで制作していたようなものです。

さて、この方は目が見えません。
どのような美術体験をするのでしょうか。
彼の20年に及ぶ「旅」に興味がありませんか?



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